寺戸大塚古墳

更新日:2018年7月17日

寺戸大塚古墳

向日市立第6向陽小学校から竹林公園へ続く竹の径にある、古墳時代前期(4世紀前半)の前方後円墳です。

古墳の後円部が雑木林となっており、前方部は竹林として利用されています。

全長約98メートル、後円部が直径約54メートル、高さ約10メートルで、前方部が幅約45メートルです。

墳丘は、後円部が三段築成、前方部が二段築成で、斜面に葺石が施されており、平面には埴輪が大量に並べられていました。

埋葬施設は後円部と前方部から一室ずつ発見されており、双方ともに竪穴式石槨ですが、後円部は地元の西山産の板石でつくられており、前方部は大阪府柏原市産出の板石でつくられています。

後円部は埋葬の中心的な場ですが、前方部の施設にも後円部と同等の副葬品(鏡や勾玉などの装身具、鉄刀や剣などの武器、鎌や斧などの工具、埴輪等)が納められていたことから、前方部の埋葬者も手厚く葬られる地位の高い人物だったと考えられています。

寺戸大塚古墳規格

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