向日市ホームページ作成の際に配慮していること
更新日:2015年11月2日
向日市では、障がい者や高齢者だけでなく、誰もが使いやすいホームページとなるように配慮しています。
作成に取りかかる前に
利用者の閲覧環境はさまざまであり、見え方も千差万別です。作成の際に画面表示されているものと同じものを利用者が見ているわけではありません。無理にデザインを固定すれば、必ず不便を強いられる利用者が生じてしまいます。作成者は、ホームページが紙の媒体とは違い、利用者が柔軟に設定、変更ができる媒体であることを念頭に置き、その自由を奪わないように心掛けなければなりません。
さまざまな閲覧環境
作成の際に配慮すべき閲覧環境の違いには例えば次のようなものがあります。
OS、ブラウザの違い
OS、ブラウザの組み合わせによって、表示が全く異なります。OSにはWindowsやMacintoshなどがあります。ブラウザにはInternet Exploler、Netscape Navigetor、Safariなどがあります。また度々改定しているため、かなりの数のブラウザが存在します。
障がいに対する支援技術
身体障がい者がホームページを閲覧する際に、障がいを補ってアクセスを可能にする技術があります。音声ブラウザ、スクリーンリーダーや、OSに標準で搭載されているアクセシビリティに関する機能などがあります。
回線速度の違い
56kモデム、ISDN、ADSL、光ファイバーなど、回線速度には大きな差があります。回線速度の遅い環境でも短時間で表示されるようにファイルサイズをできる限り小さくする必要があります。
ブラウザの設定を変更している
低速の回線で閲覧しているため、画像の表示を切っていたり、独自のスタイルシートを採用するなど、閲覧者が必要に応じて設定を変更していることもあります。
作成者が配慮すべき事項
例えば次のようなことに配慮しています。
画像
画像が表示されない場合にも情報が伝わるように、画像にはalt属性で代替テキストを付けること
テキストブラウザで閲覧する場合や、画像表示を切って閲覧する場合、画像に代替テキストがないと内容が伝わらないことになります。
画像を多用せず、テキスト中心のページ作りを心掛けること
回線速度の遅い環境で、画像を多用しているページを開くと、表示に時間がかかります。
文字を画像化しない
画像化された文字は音声ブラウザで読み上げられません。また、閲覧者がブラウザで文字の拡大表示を行っても画像化された文字は拡大されません。
どうしても画像化した文字を使わなければならない場合は、必ずalt属性で代替テキストを付けなければなりません。
文字
機種依存文字を使わない
丸付き数字や単位記号など、特定の機種でしか表示されない機種依存文字は、異なる環境で見ると文字化けして意味のない文字になってしまいます。
見栄えを整えるためにスペースで送ったり、改行したりしない
幅を揃えるために単語中にスペースを挿入したり、強制改行すると、読み上げたときに意味が通らなくなります。
レイアウト
フレームは使用しないこと
古いブラウザやテキストブラウザなどフレームに対応していないユーザ・エージェントがあります。
音声ブラウザを使用する場合、閲覧している場所が把握しにくくなります。
検索などでフレームを構成する一つのページだけが表示されたとき情報が正しく伝わらなかったり、操作不能になるおそれがあります。
レイアウト目的でテーブルを使用しない
複雑なレイアウトをした場合、音声で読み上げたとき、意図しない順序で読み上げ、意味が通らなくなるおそれがあります。どうしても使用しなければならない場合、正しく読み上げられるか確認をしなければなりません。
配色
コントラストを高くする
色覚障がい者や高齢者にとって、コントラストが低いと読みにくい
色の識別ができなくても情報が伝わるようにする
色の違いで情報を伝えようとした場合、色覚障がい者に伝わらない。
ナビゲーション
同一サイト内にいるとわかるように、デザインに統一感を持たせる
個々が異なるレイアウトを採用すると同じサイトにいるのか分からなくなる。
現在地が分かるようにする
向日市では、パンくずリンクを採用することで、閲覧しているページの現在地を示しています。
リンクテキストは前後がなくても意味が通じるようにする
「こちら」「ここ」という曖昧な表現はしない。音声ブラウザのリンク読み上げモードで読み上げたときリンク先の内容がわかりません。
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