2003年から9月の第3月曜日が「敬老の日」になりましたが、「敬老の日」は祝日法によると「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」とされています。

また、私たちにとっても、日頃なかなか伝えることの出来ない「ありがとう」の気持ちを、あらためて伝えることができる大切な機会だと思います。
私も毎年「向日市敬老会」では、ご参加いただきました高齢者の皆様方に感謝の気持ちをお伝えしてまいりましたが、昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響で、残念ながら今年も「向日市敬老会」を中止することになりました。
そこで、私たちが暮らす豊かで平和な国の礎を築いていただいた皆様に、この場をお借りし、感謝の気持ちをお伝えしますとともに、今後も健康で楽しく豊かな日々を過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。

 さて、このコロナ禍で、私たちの「当たり前」だった暮らしが「当たり前」ではなくなったこと、そして何よりも、人との繋がりや心の寄り添いが、心身の健康を保つためにとても大切であるということに気づきました。
今は感染防止のために「距離」が必要ですが、こんな時だからこそ、皆様の大切な方へ「ありがとう」を伝え、せめて心と心の「距離」を縮めてはどうでしょうか。
「ありがとう」は、言った人も、言われた人も幸せにする大きな「ちから」を持っていますので、日頃照れくさくて伝えにくい「ありがとう」の言葉を、ぜひこの機会に、勇気を出して伝えていただきたいと思います。

市民の皆様に私からの「ありがとう」の思いを込めて。
 

向日市長 安田 守