更新日:2024年8月28日
9月23日は秋分の日です。
秋分の日は昼夜の長さがほとんど同じですが、この日以降、少しずつ夜が長くなり季節が秋へと移り変わっていきます。
また、祝日法では「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ日」とされており、秋分の日を挟んだお彼岸の期間に、お墓参りをされる方も多いのではないでしょうか。
私は、秋分の日と言えば「ぼたもち」(おはぎ)を思い出します。
私の祖母は「ぼたもち」が大好物でしたので、子どもの頃は、正月、祖母の誕生日、春秋のお彼岸には必ず「ぼたもち」を食べていました。
因みに我が家の「ぼたもち」は一般的な「おはぎ」とは少し違っていて、もち米ではなくふつうのお米を使い、形はまん丸で、外側のあんこは極めて甘いのが特徴です。
今では食べる機会も少なくなりましたが、年に数回、母が作る「ぼたもち」を、祖母を思い出しながら食べています。
そのせいかどうかは分かりませんが、私は昔から小豆が大好きで、スーパーなどに行くとついつい缶詰の小豆を買ってしまいますし、学生時代にアルバイトをしていた喫茶店で提供していた「小倉トースト」のレシピ(といってもそんなに難しいものではありませんが)を自分で再現し、食べていたことを思い出します。
この秋分の日のおはぎのように、それぞれの地域で、伝統的な行事や食文化が受け継がれてきましたが、京都式軟化栽培法という独自の栽培方法で育てられている本市の「たけのこ」も受け継がれてきたものの一つだと思います。
また、最近復活して栽培されるようになった「旭米」は、物集女の山本新次郎さんが発見され、こしひかりやササニシキのルーツになったお米です。
これら特産品や、新鮮な野菜などの地場産品は、向日町駅前の「観光交流センターまちテラスMUKO」で取り扱っておりますので、是非訪れて手に取っていただければと思います。
向日市長 安田 守