現在の位置

千代桜天満宮

更新日:2015年12月8日

(写真)千代桜天満宮

右大臣・菅原道真が、左大臣・藤原時平のざん言で太宰府に左遷されたのは延喜元年(西暦901年)のことでした。

道真が筑紫に向けて平安京を出たのは、うららかな春のこと。

別れを惜しむ者、お供をとすがる者、多くの者が道真のもとに集まりました。ともに都を離れましたが、道真も供の者たちも心は暗く沈んでいました。「悲しんでばかりはおれぬ。何とか公の心をなごませねば」と、供の者は気持ちをふるいたたせていました。

ちょうど、桂川を渡り寺戸あたりまで来ると、1キロ先の西の岡に桜が咲いているのを見つけ、「あそこで、きっぱり都に別れを告げよう」と道真は心に決めました。丘の中腹に行くと見事な桜が100本余り、空をおおって咲いていました。道真は京の都の方に花びらが流れて散っていくのをじっと見つめて立ちつくしました。供者たちも道真の心中を察し、そっと涙をぬぐいました。また、道真公のお立ち寄りを知った近くの村人たちも一緒に涙を流したとのことです。

道真が去った後、村人は道真の去りがたかった心を察し、そして子どもに知恵を授けてもらおうと天満宮を建てたのです。それが、千代桜天満宮で、桜はいつしか天神のさくらと呼ばれるようになりました。

桜には道真の心が宿ってか、散り始めると決まって南風が吹き、都の方へと花びらを飛ばすといいます。

(イラスト)千代桜天満宮、地図

千代桜天満宮 地図

お問い合わせ
ふるさと創生推進部 企画広報課
電話 075-874-1398(直通)、075-931-1111(代表)
ファクス 075-922-6587
電子メール kikakukoho@city.muko.lg.jp
ふるさと創生推進部 企画広報課へのお問い合わせ

ページトップへ

サイト利用案内お問い合わせ

本館・別館・議会棟
〒617‐8665 京都府向日市寺戸町中野20番地
東向日別館
〒617-8772 京都府向日市寺戸町小佃5番地の1
上植野浄水場
〒617-0006 京都府向日市上植野町久我田17番地の1
電話番号 075-931-1111(代表)
各課の電話番号へ
ファクス 075-922-6587(代表)
■開庁時間 午前8時30分から午後5時15分 
■閉庁日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始
番号はよくお確かめの上、おかけください