更新日:2015年12月10日
3世紀後半に作られた前方後方墳「元稲荷古墳(向日町北山)」の後方部西側の調査を行った結果、後方墳の特徴とも言える隅角の位置や古墳の構築状況が明らかになりました。
今回の調査結果により、これまで、「雨の宮1号墳(石川県鹿西町)」など4世紀代以降に造られた古墳にのみはっきりと残されていた隅角部分が、3世紀後半の古墳でも初めて確認されたことになります。
また、調査を行った財団法人向日市埋蔵文化財センターは、古墳の表面に敷き詰められている石の積み方が大きく3種類の工程に分かれていることから、「この古墳は、少なくとも3つの造営者集団により形成されたのではないか」と推定しました。
第31回向日市老人クラブ大会が2月24日、市民会館で開催されました。
向日市老人クラブは、結成以来47年の歴史を有し、「健康・友愛・奉仕」の全国三大運動の推進を柱に健康づくりや仲間づくりを行っています。現在、市内には27のクラブがあり、約1,400人が所属。清掃、世代間交流、児童見守り隊などの幅広い地域活動を続けています。
大会では、市老人クラブ連合会の井上國治会長があいさつに立ち、「厳しい社会情勢の中、今こそ高齢者が長年培ってきた智恵と粘りを発揮し、うるおいとやすらぎのある社会の土台づくりに貢献しなければならない」と述べ、会員らに地域社会で一層の活躍を求めました。
クラブの発展に寄与された方や今年度に米寿を迎える方の表彰も行われ、46人が久嶋市長と井上会長から賞状を受け取りました。式典終了後、参加者はのど自慢大会やフラダンスなどのアトラクションを楽しみました。
平成20年度から実施していた阪急東向日駅のバリアフリー化工事が完了し2月22日、久嶋市長など関係者らが視察を行いました。
今回の工事では、障がい者や高齢者など全ての人が利用しやすい駅となるようスロープの傾斜を緩やかなものに変えたり、エレベーターや多機能トイレを駅構内に新設しました。
視察には久嶋市長のほか、安田府議会議員や荻野市議会議長などが参加し、阪急電鉄の若林常務らの案内で、車いすの方向を変えずに乗り降りできるエレベーターの試乗などを行いました。
視察後、久嶋市長は、「障がいのある方、高齢の方など皆様に喜んでいただける駅に変わったと思います」と述べました。
市民体育館・トレーニング室の利用者の延べ人数が2月19日、20万人を突破しました。記念のセレモニーが行われ、20万人目となった粉川検一さんには、花束やトレーニング室利用券などの記念品が贈られました。
トレーニング室は、平成元年4月に開設されました。18歳以上の方が利用可能で、現在の登録者数は約8,900人。有酸素運動から筋力アップまで、さまざまな運動ができる機器が取り揃えられ、日々の生活に運動を取り入れる場として、多くの方が活用しています。
平成4年2月から利用し始め、今回で1,251回目という粉川さんは記念品を受け取り、「職員との交流も楽しみながら利用している。トレーニングなどで体を動かすと気分が軽くなる。これからも継続して利用したい」などと語りました。
長岡宮内裏跡(鶏冠井町東井戸)から、古墳時代後期(6世紀末)から長岡京時代(8世紀末)の約200年間に製造されたと考えられる鉄よろいの一部「小札(こざね)」約30点が出土しました。
この発見により、これまで文献で武具の収納庫とされていた内裏脇殿の用途が考古学的にはじめて実証されたことになります。
財団法人向日市埋蔵文化財センターは、「実戦用ではなく、大和王権以来の皇位を象徴する武具として内裏に保管されていた鉄よろいが、何らかの祭祀的な行為で埋められたのではないかと考えています」と発表しました。
今回の出土品は、文化資料館で4月25日まで「新発見の考古資料展」と題して展示しています。
竹馬で駆ける速さを競う「たけうま全国大会」が2月14日、第6向陽小学校のグラウンドで開催されました。
大会は、市観光協会と商工会青年部が毎年開催しており、今年で8回目を迎えます。
30メートル走と竹やタイヤなどをまたぐ障害物競走が行われ、近畿圏内のほか東京や広島など遠方からの参加者も含め約100人が寒空の下、運動場を元気に走り抜けました。
30メートル走では、5秒台で走り抜ける参加者もおり、その想像もつかない速さに観客らは驚きの声を上げました。
また、大会前に行われた親子竹馬教室では、親子連れなど約100人が竹馬作りを楽しみ、乗り方などを教わりました。
喫煙防止教室が2月13日、第2向陽小学校で開催され、5,6年生約200人が参加しました。
喫煙に対する警戒心や抵抗感の薄れ、低年齢化が懸念されるなか、正しい知識を身につけてもらおうと土曜参観の日に合わせ、同校が京都府立医科大学とともに教室を開きました。
京都府立医科大学・講師で医師の繁田正子さんら4人が、スライドや映像を交えながら、たばこが成長期の子どもたちの身体にどのような影響を与えるかについて説明しました。たばこに含まれている有毒な成分について述べたほか、一度吸ってしまうとなかなかやめられなくなってしまうニコチン依存症の恐ろしさなどを紹介し、注意を促しました。
クイズなども出題され、児童らは楽しく学び、たばこの害について理解を深めました。
子どもたちに表現する力を身につけてもらおうと2月8日、第4向陽小学校で落語鑑賞会が開催され、同校の6年生約80人が参加しました。
講師として招かれた落語家の交遊亭楽笑さんは、笑いから始まる温かい地域社会の実現をめざして、手話を取り入れた落語を各地の学校や福祉施設などで行っています。
交遊亭さんは、「皆さん、表情豊かにいきましょう。表情が豊かであれば人生豊かになります」と子どもたちに語りかけながら、顔の表情や手の動きなど一つ一つの動作について、丁寧にわかりやすく解説しました。
勝山中学校で2月6日、国体に出場した京都府代表のバスケットボール選手を招いた特別教室が開かれました。
昨年の新潟国体に出場した村上和之さん、伊関慎平さん、別所斉さんの3人から、同校のバスケットボール部員約50人が指導を受けました。
ドリブルやシュートなどのほか、4人一組でパスをまわしながらボールを運んでいく練習などが行われました。「シュートやパスだけでなく、パスをもらう前の動きがとても重要だ」などのアドバイスに、部員らは真剣な表情で聞き入りました。
教室の最後には村上さんがあいさつし、「楽しむこと、全力でやることを心がけてほしい。できないと思うのではなく、まずは何でもやってみてほしい」などと部員らにメッセージを送りました。
図書館開館25周年を記念した特別展が2月5日から21日まで図書館内で開催しています。
特別展では、椿の研究家として知られる薬学博士の故渡邊武氏から市に寄贈していただいた椿を意匠化した美術工芸品のうち数十点を展示しています。
2月11日には、京都府立植物園園長の松谷茂さんを講師として招き、「椿よもやま~京の銘椿など~」と題した記念講演会が行われます。詳しくは、図書館開館25周年記念特別展「椿の意匠 -渡邊武コレクション-」をご確認ください。
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