更新日:2021年6月1日
猫は犬と並んで、私たちのくらしに身近な動物です。しかし、犬と違って放し飼いで飼われることも多く、また野良猫も多いために市役所に苦情が寄せられることも少なくありません。
庭先で猫を見掛けることはありませんか?今でも、外で「飼い猫」が飼育されていることは珍しくありません。猫は繁殖力が旺盛なため、人が適正に管理しなければあっという間に増え、ごみ荒らしやふん尿被害が発生して、周辺住民に迷惑を掛けてしまいます。外で飼育する場合も含めて、猫の適正な飼育にご協力をお願いします。
外は縄張り争いや交通事故、病気への感染など、猫にとって危険がいっぱいです。また、外で飼育されている猫は屋内で飼育されている猫に比べ、短命です。ふん尿などにより他人に迷惑を掛けないためにも、猫は屋内で飼育することを強くお勧めします。
あなたの「飼い猫」や「餌を与えている猫」が近隣の迷惑とならないために、次の三つを行いましょう。
猫はきれい好きな動物のため、餌を食べる場所をふん尿で汚すことはありません。また、餌を食べる場所には他の猫が集まり危険なため、出産する場所は、周辺の家の床下や屋根裏などを選びます。これらの理由から、餌を与えている人の周辺のお宅ほど、ふん尿をされたり、屋根裏に入り込まれたりしてしまいます。
猫の妊娠・出産のサイクルは短く、一匹のメスでも一年間に15〜20匹の子猫を生むことができます。また、子猫も半年で次の子猫を生むようになります。
不妊・去勢手術は病気予防になるとともに、繁殖欲求によるストレスから解放されます。何より、望まない妊娠により生まれる不幸な命を減らすことができます。