更新日:2022年4月4日
全国で良質な筍の産地として知られている本市北西部にある向日丘陵の竹林。この竹林の景観を保全するため、環境整備(放置竹林対策・不法投棄防止)を行い、本市特産の孟宗竹を使って平成12年度から整備されてきたのが、「竹の径」です。
平成12年度から総延長を延伸し続け、完成した平成16年度以降は、竹垣老朽化に伴う保全整備を実施してまいりました。この竹垣は、自然素材(竹、竹枝)を使用しているため、おおむね5年程度で朽ちてしまい、加えて昨今は台風等の災害による崩壊も発生しておりますが、訪れた方が整然と連なる竹垣を見ながら散策を楽しんでいただけるよう、順次整備を進め、環境の保全に努めているところです。
本市が誇るべきこの「竹の径」の景観を、今後も守り続けるためにも、ふるさと納税を通じた支援にご協力いただきますよう、よろしくお願いします。
※ご協力いただける場合、ふるさと納税の使い道で、【「竹の径」保全整備に係る事業】をお選びください。
風がおこす笹音や小鳥のさえずりをBGMに、木もれ日や香り、そして竹林浴を楽しめる癒しの散策路として親しまれている「竹の径」の総延長は約1,800メートル。道の両脇に整備された竹垣は、竹の枝を約1.5メートルの高さで束ねて並べた「竹穂垣」を始め、「古墳垣」「寺戸垣」「物集女垣」「かぐや垣」「来迎寺垣」「深田垣」「海道垣」と計8種類によって構成されています。
竹穂垣 |
古墳垣 |
寺戸垣 |
物集女垣 |
かぐや垣 |
来迎寺垣 |
深田垣 |
海道垣 |
この「竹の径」は、旅行情報誌じゃらんの「行ってみたい新緑絶景」ランキングで全国1位に選出されたほか、国土交通省「手づくり郷土賞」や日本ウォーキング協会「全国歩きたくなるみち500選」に選ばれるなど、本市の観光名所として徐々に全国的に知られるようになっています。
毎年10月には、「竹の径・かぐやの夕べ」という竹灯りイベントを開催しています。当日は、孟宗竹の竹垣が続く美しい竹林道「竹の径」が、水ローソクを浮かべた約4,000本以上の竹行灯や剪画の紙行灯、手作り行灯などの灯りに照らされ、幻想的な雰囲気につつまれます。
加えて、竹の径沿いにある寺戸大塚古墳ではかぐや姫が登場するほか、隣接する第6向陽小学校ではマルシェやビアガーデン、演奏会も行われます。
※本イベントで使用する竹筒は、市内の放置竹林の竹を伐採し作られています。
阪急京都線「東向日駅」から徒歩15分、または阪急京都線「洛西口駅」・JR東海道本線「向日町駅」からバス「向日回生病院前」下車