市事務事業における温室効果ガス削減状況報告

市では、「向日市地球温暖化対策実行計画」に基づき、本市が実施する事務事業から排出される温室効果ガスの量を基準年の平成19年と比較し、平成25年度末までに5％削減することを目標に掲げ取り組んでいたものについて、引き続き調査をしております。

その結果、令和3年度の公共施設を含めた事務事業から排出される量は、3,497トンであり、平成19年度の排出量4,457トンと比較し、約21.5％の削減となりました。

使用電力については、近年、物集女西浄水場が耐震化工事により浄水処理を行っていなかったこと、市民会館が閉館したことにより減少していましたが、令和2 年度から物集女西浄水場の浄水処理を再開したこと、小中学校において新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、換気を優先したため、使用電力量が増加傾向にあります。

しかしながら、市では、温室効果ガスを削減するためCO2 排出係数の上限を設け、電力の公共調達を行っていることから、令和3 年度の温室効果ガス排出量は目標値を下回る結果となっています。

昨年度までの温室効果ガスの排出量については、平成19 年度における関西電力の排出係数（固定係数）を用いて算出しておりましたが、今年度から本市が契約した電力会社が公表する排出係数（変動係数）を用いて算出しています。

なお、環境省が公表している「地方公共団体実行計画（区域施策編）算定・実施マニュアル」でも、排出係数を変動させて温室効果ガス排出量を算出することを推奨しています。

市としては、今後とも温室効果ガスの削減に努めてまいります。