更新日:2015年12月10日
京都に滞在されていた天皇・皇后両陛下は3月27日、向日市を訪れ、大極殿公園や文化資料館を視察されました。
大極殿公園には昼過ぎに到着され、沿道からは多くの市民が、手を振って迎えました。現地では、大極殿碑を前に、市職員から長岡宮大極殿・小安殿跡や長岡京遷都を記念して毎年行われている大極殿祭の説明を受けられました。
その後、文化資料館に移動され、展示している長岡京の出土品を見学されたほか、朝堂院の復元模型なども興味深くご覧になりました。
向日市が作成した環境ポスターが、阪急電鉄株式会社が運行する「環境メッセージ列車」の車内に掲出されています。
「環境メッセージ列車」は、電車全体をメディアとして活用し、環境に対する理解を深めることを目的に運行されています。
向日市では、市民の皆様に親しまれている「竹の径」と、市民の花である「ひまわり」の写真を用いた2種類のポスターを作成し、それぞれにごみを減らすポイントである「4R」のキーワードを記載しました。現在は「竹の径」のポスターが掲出されており、「ひまわり」のポスターは6月から掲出される予定です。
このポスターは、市内各公民館やコミュニティーセンターにも掲出されます。
青少年健全育成「市民ふれあいコンサート」(市青少年健全育成連絡協議会・市教育委員会主催)が3月21日、市民会館で開催されました。市内の中学、高校の吹奏楽部が出演し、会場を訪れた友人、家族らに日頃の練習の成果を披露しました。
西ノ岡、寺戸、勝山中学校の各吹奏楽部が順に演奏を行ったほか、向陽、西山高校の吹奏楽部に中学生が加わった混成合奏団が息の合った見事なハーモニーを響かせました。
また、京都管楽合奏団「ARTY BEARS」も出演し、華麗な演奏で聴衆を魅了しました。
「イエスタデイ・ワンス・モア」や「グレン・ミラーメドレー」といった往年のヒット曲や映画音楽をアレンジした親しみのある楽曲が次々と演奏され、会場からは大きな拍手が送られました。
乙訓地域と八幡市の名所旧跡を巡る「乙訓・八幡歴史ウォーク」が3月20日に行われ、市内外から約1,100人が参加しました。
10回目となるこの催しは、観光を通した地域振興策の一環として乙訓2市1町と八幡市が乙訓・八幡歴史ウォーク実行委員会を組織し、毎年この時期に開催しています。
今年は、阪急洛西口駅から竹の径や向日神社を経て長岡天満宮に至る「かぐや姫と西山の里コース」をはじめ、大山崎町から八幡市に向かうコースなど約6.5キロメートルから11.6キロメートルの4つのコースを設けました。
向日市内を通る「かぐや姫と西山の里コース」には、約300人が参加し、春の陽気の下、散策を楽しみながら、地域の歴史を学びました。
京都府景観資産として平成20年11月10日に登録された「西ノ岡・竹の径緑の散策路」計約9.8ヘクタールが3月23日、平成21年度京都府指定等文化財に選定されました。
西ノ岡丘陵の竹林は、「京都式軟化栽培」と呼ばれる伝統的で独特な栽培技術で作られたたけのこの生産地であるうえ、寺戸大塚古墳など良好な文化的景観を楽しめる散策路も整備していることが選定理由となりました。
(写真提供:京都府教育委員会)
「夢はかなえられる」
自転車で世界一周という自身の夢を実現し、4年3か月かけて43か国、55,000キロメートルを走破した坂本達(たつ)さんが3月10日、勝山中学校と第5向陽小学校を訪れ、講演を行いました。
勝山中学校では、卒業を間近に控えた3年生約200人を前に、ギニアの民族衣装に身を包んだ坂本さんが、各国で撮影した写真をスライドに写しながら、旅の出来事を振り返りました。
アフリカでは、マラリアと赤痢にかかり、動けなくなってしまったが、滞在していた村 の人たちの献身的な助けのおかげで、なんとか回復し、旅を続けることができたと語りました。村に唯一残っていた薬を投与してもらったことなど、通りすがりの旅人にどうしてそこまでしてくれるのかと驚き、「人は自分で生きているのではなく、実は多くの人に支えられ、生かされている」ことを強く感じたと述べました。
講演の最後には、「感謝を忘れない、あいさつのできる、自分の持ち味を発揮できる人になってください」と述べ、卒業して、新しい環境に飛び込んでいく生徒たちにエールを送りました。
3月8日から市役所本館1階ロビーで、平成23年に京都府で行われる第26回国民文化祭の開催600日前を記念したPR展示が始まりました。
国民文化祭は、各地で様々な文化活動に親しんでいる人たちが、練習の成果を発表し、交流する国内最大の文化の祭典で、昭和61年から毎年、各都道府県で開催されています。
26回目となる平成23年は京都府内で「こころを整える~文化発心」をテーマにさまざまな催しが行われ、向日市では、切り絵の世界「剪画展」が開かれる予定です。
訪れた方は、一枚の黒い和紙をナイフで切り抜き、台紙に貼って完成させる絵画「剪画」の繊細さに感心し、熱心に見入っていました。
展示は、3月26日まで行われます。
3月中旬から行われる「春の全国高校選抜大会」に出場する向陽高等学校と京都西山高等学校の生徒らが、校長、顧問らとともに市役所を訪れ、久嶋市長に出場の報告を行いました。
訪れたのは、向陽高の自転車競技部、京都西山高のソフトボール部、バドミントン部、卓球部、少林寺拳法部の代表5人。それぞれ「チーム一丸となって頑張っていきたい」「練習の成果を出して、試合に勝ちたい」など選抜大会に向けての意気込みを述べました。
久嶋市長は「最後まであきらめずにやることが、勝利につながると思いますので、頑張ってください」と選手たちを激励しました。
江戸時代以降のひな人形を展示する「むこうし ひな人形めぐり」が、文化資料館のほか、西国街道の富永屋や国登録有形文化財の中小路家住宅で行われました。
優美な宮廷文化を楽しむとともに、市内の旧家を巡ることで西国街道などの町並みに関心をもってもらおうと、昨年から開催されています。
この催しに訪れた人たちは、地域や時代によって形の違う「ひな人形」について説明を受けながら、興味深く見入っていました。
ひな人形の展示は、文化資料館のみ3月22日まで続きます。
自殺防止を呼びかける街頭広報活動が3月3日、向日町サティ前で行われ、久嶋市長をはじめ小川史顕乙訓保健所長や府職員などが参加しました。
昨年までの自殺者数は、全国で12年続けて年間3万人を超えており、府内でも600人前後に上ります。特に3月は自殺者が多くなるため、国が同月を「自殺対策強化月間」と定めました。期間中、京都府では広報活動など様々な対策を各地で展開します。
この日は、昨年10月に新設された「自殺ストップセンター」の連絡先などが書かれたチラシとマグネット300組を買い物客などに手渡し、「ひとりで悩まないで」と呼びかけました。
第26回国民文化祭・京都2011 向日市主催事業 切り絵の世界「剪画展」一般公募展 受賞作品一覧