(趣旨)

第1条　この要綱は、雨水の流出抑制及び資源の有効利用を図るため、雨水貯留施設を設置する者に対し、予算の範囲内において向日市雨水貯留施設設置助成金(以下「助成金」という。)を交付することに関し、向日市補助金等交付規則(平成20年規則第9号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この要綱において、「雨水貯留施設」とは、建物の雨どいから雨水を貯留するために当該建物の敷地内に設置する貯留量が80リットル以上の貯留槽及びその附属設備であつて、本市が別に定める基準に適合するものをいう。

(対象者)

第3条　助成金の交付を受けることができる者は、次のいずれにも該当する者とする。

(対象経費及び助成金額)

第4条　助成金の交付の対象となる経費は、雨水貯留施設(一の建物につき2基以内とする。)の購入に要する経費(設置工事費を除き、送料並びに消費税及び地方消費税相当額を含む。)とする。

(交付申請)

第5条　助成金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、向日市雨水貯留施設設置助成金交付申請書(様式第1号)に次に掲げる書類を添えて、設置前に下水道事業の管理者の権限を行う市長(以下「管理者」という。)に提出しなければならない。

(審査及び交付決定)

第6条　管理者は、前条の申請があつたときは、その内容を審査し、必要に応じて現地調査を行い、適当と認めたときは助成金の交付を決定するものとする。

(設置及び設置完了届)

第7条　申請者は、前条の交付決定通知書に記載された交付決定の日から60日以内に雨水貯留施設を設置し、向日市雨水貯留施設設置完了届(様式第4号)に次に掲げる書類を添えて、管理者に提出しなければならない。

(設置確認及び確定通知)

第8条　管理者は、前条の完了届の提出があつたときは、提出の日から30日以内に設置状況の確認及び適否の審査を行い、交付決定の内容に適合すると認めたときは、助成金の額を確定し、申請者に対し向日市雨水貯留施設設置助成金額確定通知書(様式第5号)により通知するものとする。

(交付請求)

第9条　前条第1項の通知を受けた者(以下「助成決定者」という。)は、同項の通知書に記載された助成金額確定の日から30日以内に、向日市雨水貯留施設設置助成金交付請求書兼振込依頼書(様式第6号)により管理者に請求しなければならない。

(助成金の交付)

第10条　管理者は、前条の請求を受けたときは、助成決定者に対し速やかに助成金を交付するものとする。

(雨水貯留施設の管理及び処分の制限)

第11条　助成決定者は、雨水貯留施設の機能を良好に保つための管理を行い、雨水の流出抑制及び有効利用に努めなければならない。

(その他)

第12条　この要綱に定めるもののほか、必要な事項は別に定める。