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平成28年度当初予算案説明要旨

更新日:2016年3月24日

昨年4月に多くの市民の皆様、議員各位のご支援を賜り、向日市長に就任させていただいてから、喫緊の課題に対しスピード感を持って、しなやかに対応するため、まず「ふるさと向日市創生計画」の策定に着手いたしました。

全国的に人口が減少し、本格的な少子高齢化時代を迎え、地域力の低下が危惧されている中、すべての市民の皆様に向日市が「ふるさと」と思っていただき、また、「誇りを持てるまちづくり」を進めるために、今後5年間の計画を策定いたしました。

施策の柱として、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」の3つとし、この柱に沿って平成28年度当初予算を編成いたしました。

その結果、平成28年度一般会計当初予算額は、181億円、また国民健康保険事業特別会計など6つの特別会計全体として、137億428万円、水道事業会計で、20億6,078万1千円、以上8会計を合わせました平成28年度の予算総額は、338億6,506万1千円となりました。

それでは、平成28年度予算の主な施策につきまして、ご説明申し上げます。

一つ目は、「歴史を活かし、活力と魅力のあるまちづくり」であります。

「歴史あふれるまちづくりの推進」として、史跡長岡宮跡の文化財の保護及び積極的な整備・活用するため、平成26年度に買い上げた史跡長岡宮跡を「史跡公園」として整備する実施設計として465万円及び史跡長岡宮跡先行取得事業として2億2,344万円を計上いたしました。

次に、歴史まちづくり推進事業といたしまして、3億6,200万円を計上いたしました。

本事業の内容でありますが、観光ルートの整備として、長岡宮跡周辺道路美装化事業、西国街道整備事業及び桜の径景観保全事業を実施いたします。

また、休憩施設等の整備として、市民ふれあい広場と向日神社周辺に多目的トイレを併設した休憩施設を整備いたします。

また、本市へ来訪される皆様が、安心・安全に歴史・文化資源を周遊できるよう、観光情報板を設置いたしますとともに、向日市PRロゴマークを活用した「ご当地ナンバープレート」を作成し、新規登録の原動機付自転車はもとより、希望者には従来のナンバープレートからご当地ナンバープレートへ無償で交換を行い、本市の歴史の魅力を市内外に発信してまいります。

次に、「産業の活性化」として、放置竹林対策事業を昨年度の寺戸地区に引き続き、今年度は物集女地区を対象に、竹林の現状把握と竹林台帳の整備を実施し、更なる景観保全に努めてまいります。

なお、今年度の財源といたしまして、「豊かな森を育てる府民税市町村交付金」を充当いたします。

次に、「都市基盤の整備」といたしまして、7億3,114万円を計上いたしました。

都市計画道路や幹線道路の整備を推進し、併せて、通学路の歩道整備や自転車利用環境の改善を図ってまいります。

また、スマートインターチェンジの開設に向け、関係機関との調整や事業概略検討に着手するとともに、地区計画制度を活用するための地域調査を実施いたします。

さらに、JR向日町駅東口の開設に向けて、駅周辺施設の基本計画策定に向けて検討を開始します。

二つ目は、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」であります。

「少子化対策・子育て支援」として、1億8,777万円を計上いたしました。

妊娠期から子育て期に渡るまでのワンストップ窓口を設置し、関係機関と連携協力して、安心して出産・育児が出来る体制の充実を図るため、子育てコンシェルジュ推進事業として、348万円を計上いたしました。

また、28年秋に開園予定の民間保育所の開設支援として、1億7,628万円、児童が放課後の生活の場として快適に過ごすことが出来るよう、留守家庭児童会のトイレの改修費として、800万円を計上いたしました。

次に、「健康づくりの推進」として、骨髄提供を行った方に、通院、入院等に要した日数に応じて助成する骨髄ドナー助成事業として、28万円を計上いたしました。

次に、「高齢者が安心して暮らせる体制の充実」として、認知症の方とその家族を支援する総合的な支援体制づくりのため、見守りSOSネットワーク事業として130万円を計上いたしました。

次に、「生活の安心・安全の確保」として、一般会計で7,400万円、下水道事業特別会計で1,080万円を計上いたしました。

市民生活環境に影響を及ぼさないよう、市全域で空家等の実態調査のうえ台帳を整備し、空家対策に活用します。

また、昨年に引き続き、上植野頭首工の改修工事を実施し、周辺災害の未然防止と、安定した農業用水の確保を図ります。

さらに、市民の皆様の安心・安全のため、防犯カメラを市内の鉄道駅周辺に設置し、犯罪の未然防止に努めます。

下水道事業特別会計では、雨水流出抑制と資源有効利用を図り、雨水貯留タンクの普及を促進するため、雨水貯留タンク設置助成事業を実施するとともに、局地化、激甚化する降雨に対応するため、和井川1号幹線整備の基本設計を実施します。

次に、「ライフラインの強化」として、下水道事業特別会計で180万円を計上し、下水道施設の長寿命化を図るため、テレビカメラ調査を実施いたします。

また、水道事業会計で5億850万円を計上し、災害時や緊急時でも安全で良質な水を安定供給するため、物集女西浄水場と水道管路の耐震化を実施いたします。

次に、「学校教育の充実」として、7,360万円を計上いたしました。

まず、「子ども未来づくり支援事業」として、採用2年目から概ね5年目までの若手教員を対象に、教職員OBを指導員として派遣し、資質能力の向上を図るとともに、他府県の先進的な取組み成果を上げている学校へ視察し、実地研修を実施することにより、教員の学習指導の充実を図り、ひいてはふるさと向日市から世界に羽ばたく子どもの育成に努めます。

また、特別な教育的支援が必要な児童生徒への対応や生徒指導の充実を図る「豊かな心のサポート事業」を実施し、いじめや不登校の未然防止を図ります。

さらに、児童生徒が快適な教育環境のもとで学校生活が送れるよう、校舎内のトイレ改修を実施いたします。

なお、中学校給食の導入につきましては、検討委員会からの答申があった時点で、補正予算対応をしていきたいと考えております。

三つ目は、「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」であります。

「市民協働の推進」として、広報むこうを、より見やすく、さらに「ふるさと向日市」に目を向けていただけるよう、リニューアルする経費として、1,300万円を計上いたしました。

また、「行財政運営力の向上」として、昨年に引き続き、公共施設の全体を把握し、老朽化や人口減少・少子高齢化に対応するための「公共施設等総合管理計画策定事業」として、1,000万円を計上いたしました。

続いて、これら事業の財源となります主な歳入についてでありますが、まず、市税では、国において地方財政計画で0.8パーセント増となっておりますが、本市におきましては、桂川洛西口新市街地の開発が進んだことなどによる増収を見込み、0.7%増の72億5千万円を計上いたしました。

次に、地方交付税は、国において地方財政計画で0.3パーセント減とされたことから、24億3,200万円を計上いたしました。

次に、市債では、総務債2億3,320万円、土木債2億9,510万円、教育債3億530万円及び臨時財政対策債7億5,000万円を計上いたしました。

平成28年度末の地方債現在高見込み額は、155億5,236万円となり、そのうち臨時財政対策債を除く残高は、62億7,984万円となる見込みであります。

なお、財政調整基金は、今回4億2,750万円を一般会計に繰入れており、当初予算編成後の残高は14億2,222万円となる見込みであります。

以上で、平成28年度の市政運営に当たりましての私の所信と合わせ、当初予算についての主な施策の概要説明を申し述べさせていただきました。

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