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平成29年度当初予算案説明要旨

更新日:2018年2月21日

 昨年3月に全ての市民の皆様に向日市が「ふるさと」だと思っていただける、「誇りを持てるまちづくり」を進めるため、また、誰もが安心して暮らせるまちへと発展を目指して、平成31年度までの5年間を計画期間とする「ふるさと向日市創生計画」を策定し、以降、喫緊の課題に対し、スピード感を持って対応してまいりました。

 平成29年度につきましても、引き続きスピーディーに、向日市が大きく飛躍できるよう、計画された事業をしっかりと実行に移し、市民の皆様に「変化」が伝わるよう、「見える」施策を積極的に展開してまいります。

 平成29年度当初予算(案)は、「ふるさと向日市創生計画」の3つの施策の柱、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」、「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」に沿って編成いたしました。

 また、本市にとって大変有利となる国の財源確保が見込まれましたことから、平成29年度一般会計当初予算で予定をしておりました事業を前倒しして、平成28年度補正予算として計上し、国の経済対策を積極的に活用した予算としたところであります。

 なお、平成29年度一般会計当初予算額は、181億5千万円、また、国民健康保険事業特別会計など6つの特別会計全体として、138億5,743万円、水道事業会計で、20億2,703万円、以上8会計を合わせました平成29年度の予算総額は、340億3,446万円となりました。

 それでは、平成29年度予算の主な施策につきまして、ご説明を申し上げます。

 一つ目は、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」であります。

 「歴史あふれるまちづくりの推進」につきましては、史跡長岡宮跡の文化財を保護し、積極的に整備・活用を図るため、史跡長岡宮跡の史跡公園整備事業として7,849万円を、既存の「AR長岡宮」の内容を拡張し、地域振興、観光振興等の促進を図るため、AR長岡宮拡張事業として298万円を、観光ルート、休憩施設等、観光情報板の整備など、歴史まちづくり推進事業として2億1,270万円を計上いたしました。

 また、地域の魅力をより多くの方に知っていただき、地域の活性化につなげるため、向日市ふるさと検定実施事業として251万円を計上いたしました。

 次に、「産業の活性化」につきましては、向日市中小企業振興融資制度について、市内中小企業者が、意欲的かつ安定的に事業に取り組むことができるよう、融資限度額の引き上げ及び融資利率の引き下げを行う予算として1,203万円を、放置竹林対策事業として、たけのこの生産活動と竹林の景観維持を目的に、竹材の利活用調査等を行う予算として430万円を計上いたしました。

 次に、「都市基盤の整備」につきましては、5億250万円を計上いたしました。

 内容といたしまして、地籍調査について、今後の事業箇所の検討を行うため、基本計画を策定するほか、都市計画道路や幹線道路の整備を推進し、併せて、通学路の歩道整備や自転車利用環境の改善を図ってまいります。

 また、スマートインターチェンジ開設推進事業やJR向日町駅東口開設推進事業については、協議に必要な資料等の作成を行い、関係機関等と協議を進めるとともに、阪急京都線連続立体交差推進事業につきましては、概略検討を行います。

 二つ目は、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」であります。
 
 「少子化対策・子育て支援」につきましては、2億2,791万円を計上いたしました。

 内容といたしましては、園舎の建て替えを行う民間保育所に対して改築に対する補助として1億7,787万円を、第2保育所建替えによる環境整備事業として3,450万円を、地域子育て支援拠点について、現行の1か所から3か所に拡充するのに必要な予算として1,554万円を計上いたしました。

 次に、「高齢者が安心して暮らせる体制の充実」につきましては、地域包括支援センターの充実や、介護予防・日常生活支援総合事業の開始など、地域包括ケアシステム推進事業として1億6,367万円を計上いたしました。

 次に、「障がい者福祉の充実」につきましては、3月3日に施行期日を迎える手話言語条例を推進する事業として、様々なシチュエーションに応じた動画を作成し、市ホームページに掲載するなど、手話についての理解の促進と普及に努めます。

 また、災害時や緊急時に、障がいのある方が必要な支援を受けられるよう、防災手帳を作成する予算として183万円を計上いたしました。

 次に、「環境・資源循環の推進」につきましては、再生可能エネルギーの普及を図るため、太陽光発電と蓄電池を同時に設置、導入する家庭に対し、導入経費の一部を助成する予算として350万円を計上いたしました。

 次に、「生活の安心・安全の確保」につきましては、一般会計で3,134万円、下水道事業特別会計で6,250万円を計上いたしました。

 地震に強いまちづくりの推進のため、大規模建築物耐震化緊急支援事業として、向日回生病院の耐震改修に対する補助を実施するとともに、耐震改修が困難な住宅に対して、耐震シェルター設置の補助を実施いたします。

 また、犯罪の未然防止等を図るため、地域や学校の要望を伺いながら防犯カメラの設置数を増やし、生活の安心、安全の確保に努めます。

 さらに、消費生活センターの相談窓口について、開設時間を拡大し、より多くの相談機会を確保いたします。

 下水道事業特別会計では、局地化、激甚化する降雨に対応するため、和井川1号幹線整備の詳細設計を実施するとともに、石田川1号幹線水位情報システムの整備を実施いたします。 

 次に、「ライフラインの強化」につきましては、下水道事業特別会計で250万円を計上し、下水道施設の長寿命化を図るため、テレビカメラ調査を実施いたします。

 また、水道事業会計では、3億8,200万円を計上し、災害時や緊急時でも安全で良質な水を安定供給するため、物集女西浄水場と水道管路の耐震化を実施いたします。

 次に、「生涯学習の推進」につきまして、図書館及び資料館の祝日・休日開館の振替休館日について、今後開館することとし、市民の皆様にとって、身近で、より利用しやすい環境を整え、市民サービスの向上を図ります。

 三つ目は、「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」であります。

 「市民協働の推進」につきましては、本市の最上位計画であります「ふるさと向日市創生計画」について、昨年度に引き続き見直しを行い、急激に変化する時代や環境の変化にスピード感を持って対応してまいります。

 また、市の新たな情報配信ツールとして、SNSサービス「LINE」を活用するとともに、高齢者や障がい者など、誰もが支障なく利用できるウェブアクセシビリティへの対応など、情報配信強化事業として98万円を、議会映像等をインターネット上で配信できるように整備する予算として100万円を計上いたしました。

 次に、「行財政運営力の向上」につきましては、耐震補強が必要な市役所本館の機能を確保するとともに、市民の皆様の利便性の向上を図るため、(仮称)向日市役所東向日別館の開設準備経費として1億6,430万円を計上いたしました。

 また、閉館中の市民会館について、今後のあり方を検討するため、基本計画を策定する予算として300万円を計上いたしました。

 続いて、これら事業の財源となります主な歳入についてでありますが、まず、市税では、国において地方財政計画で0.9パーセント増となっておりますが、本市におきましては、桂川洛西口新市街地の開発が進んだことなどによる増収を見込み、
2.1パーセント増の74億円を計上いたしました。

 次に、地方交付税は、国において地方財政計画で2.2パーセント減とされたことから、23億8,200万円を計上いたしました。

 次に、市債では、総務債3億2,420万円、土木債1億6,130万円、教育債6,090万円及び臨時財政対策債8億100万円を計上いたしました。

 平成29年度末の地方債現在高見込み額は、158億8,718万円となり、そのうち臨時財政対策債を除く残高は、63億5,117万円となる見込みであります。

 なお、財政調整基金は、今回6億9,300万円を一般会計に繰入れており、当初予算編成後の残高は10億3,536万円となる見込みであります。

 以上で、平成29年度の当初予算についての主な施策の概要説明を申し述べさせていただきました。

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