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南真経寺開山堂
南真経寺本堂
南真経寺開山堂は、境内のほぼ中央に南面して建っています。桁行五間、梁間五間、一重、入母屋造り、本瓦葺で、正面に一間の向拝が付いています。堂の四周を落縁を廻し、その木口に沿い軒支柱を配置しています。堂内は、中央に三間四方の内陣が格天井につくり、その両側と背面に各一間の脇陣と後陣が区分されています。内陣の後方寄りに一間四方の内々陣を配置しています。棟札により、寛永19年(1642年)11月13日に上棟し、大工は建仁寺門前の坂上作左衛門尉吉貞であることが読み取れます。
南真経寺本堂は、開山堂の東で渡り廊下と結ばれ、西面して建ちます。方一間、宝(方)形造、本瓦葺主屋の四周に一間通りの裳階が付属し、西正面に一間の向拝が付いています。西正面と南北両側の三方に落縁を廻し、軒支柱を配置しています。背面は、半間分東に突出し仏壇を設けるため、軒支柱がありません。堂内は、一間四方の主屋の四隅に 円柱を建て、各柱を虹梁で繋ぎ、天井桁と虹梁の間に小壁をつくり格天井に仕上げています。正徳4年(1714年)の再建です。
京都府の有形文化財(建造物)に指定されています。
鶏冠井町大極殿
南真経寺
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