更新日:2018年1月26日
江戸時代から、この地域には6つの村(物集女、寺戸、白井、西土川、鶏冠井、上植野)があり、その中に向日町という町場が1ヵ所ありました。明治22年(1889)の町村制施行にともない、これら旧町村を含んだ広域が「向日町」と呼ばれるようになってからは、旧村と町場それぞれは行政区となりました。
区有文書は、その大部分が昭和54年(1979)より着手された『向日市史』編さん事業の一つとして史料調査を実施しました。事務所の移転などにともなう移動や廃棄によって、残存状況はそれぞれの地区によって異なりますが、京都近郊という位置にあるこのまちの、特に江戸時代から明治・大正・昭和期の暮らしや発展の様子を今に伝える貴重な資料です。
平成10年(1998)に「物集女地区古文書調査報告書」を刊行し、その中に目録を所収しています。
平成9年(1997)に「寺戸区有文書調査報告書」、平成18年(2006)に「寺戸区有文書調査報告書2.」をそれぞれ刊行しました。
平成8年(1996)に「森本地区古文書調査報告書」を刊行し、その中に目録を所収しています。
残存状況は江戸時代前期の寛文3年(1663)を最古として、昭和50年代までの約300年間におよび、明治後期と昭和30年代以降の近・現代文書が多く残っています。
史料の原秩序は、区事務所の移転にともなう処分・廃棄によって、調査時点ですでに失われていたため、目録作成にあたっては基本的に年代順に配列しています。
平成3年(1991)に「鶏冠井区有文書調査報告書」を刊行しました。
平成4年(1992)に「向日区有文書調査報告書」を刊行しました。
平成7年(1995)に「上植野区有文書調査報告書」を刊行しました。
平成5年(1993)、「鳥羽屋文書調査報告書」を刊行しました。