更新日:2015年12月28日
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が突然現れ、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。
子どもではまれに急性脳症を、高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を起こすなど、重症になることがあります。
咳やくしゃみの際に口から出るインフルエンザウイルスを含む小さな水滴(飛沫)による感染を防ぐために咳エチケットを守りましょう。
手洗いは、感染症対策の基本です。
インフルエンザウイルスは、アルコール製剤による消毒でも効果があります。
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60パーセント)を保つことも効果的です。
特に、高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、疲労気味、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。
65歳以上の方のインフルエンザ予防接種は、平成27年1月31日まで行っています。
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毎年、冬季を中心に春頃まで流行するノロウイルスによる感染性胃腸炎は、感染力が非常に強く集団感染しやすいため、迅速な対応が求められます。
特に、今年は新規遺伝子型のノロウイルスによる流行の拡大が心配されています。
24~48時間
嘔吐と下痢が主症状です。
多くは1~3日で回復しますが、脱水症状を合併しやすく特に高齢者や乳幼児は注意が必要です。急性期の感染力が最も強いですが、回復後も便中に3週間以上ウイルスが排泄されることもあります。
食前、配膳前、調理前、トイレの後に、手洗いの励行が必要です。
ノロウイルスにはアルコールの消毒効果は不十分です。
また、固形せっけんは雑菌の温床となりやすく、せっけんを介した感染リスクがあるため、液体せっけんや泡せっけんが良いでしょう。
処理が不十分な時、ノロウイルスは乾燥しても、数日間感染性を保ち続ける場合があります。
二枚貝(カキやハマグリなど)は、中心部までしっかり加熱しましょう。
また、まな板、包丁、ふきんなどの調理器具は、洗剤で十分洗った後、次亜塩素酸ナトリウムや熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱による処理が有効です。
普段から体調管理を行い、症状が出た時はすぐに感染拡大を防ぐ手立てをすることが大切です。
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