更新日:2015年12月3日
戸籍の作成や証明書の発行時間を短縮し住民サービスの向上を図るため、向日市では戸籍の電算化を進めてきました。3月28日には、システムの運用が開始され、新しい書式による証明書の発行が始まりました。
記念セレモニーでは、請求者第1号となった方に対し、久嶋市長自らがコンピュータ端末を操作し、戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)を発行して手渡しました。
戸籍事務の電算化により、各種証明書の様式や名称が変わり、また、電子公印を使った認証になります。詳しくは、戸籍事務の電算化についてをご覧ください。
子どもたちを対象にした「はるやすみおはなし会プラスコンサート」が3月25日、図書館で開催されました。
本に親しむきっかけにと、図書館職員による読み聞かせや紙芝居、CDによるミニコンサートなどが行われました。
パネルシアターで披露された「大きな大根」のお話では、「うんとこしょ、どっこいしょ」とみんなで掛け声をかけたり、次はどんな言葉か予想したりするなど、子どもたちはお話の世界に浸っていました。
午前・午後の部を合わせ約50人の子どもが訪れ、日本や外国の民話、春をテーマにした曲などを楽しみました。
向日市が4月に景観行政団体に移行することが決まり、景観への関心が高まる中「景観を活かしたまちづくり」と題した講演会が3月16日に市民会館で開催されました。
講師に招かれた岡絵理子さん(関西大学環境都市工学部建築学科准教授)は、専門家として数多くの自治体で審議会委員などを務め、向日市でもまちづくり審議会委員として都市計画マスタープランの改定などに携わってこられました。講演会には約40人が参加し、景観の向上により、地域の改善を目的とするまちづくり(景観まちづくり)について、芦屋市や吹田市などの事例を交えた講義が行われました。
岡さんは、景観法の目的が美観の形成だけではなく、豊かな暮らしや活力ある地域の創造よって社会や経済の発展を図るとしていることに触れ、景観まちづくりの第一歩として「自分たちのまちを良くするには自分たちの行動が大切」などと語りました。
講演の後、参加者からは「宅地の狭小化は問題がある」「噴水公園周辺は観光地とは異なり、日常生活の中にある良好な景観」などの意見が発表されました。
3月15日の卒業式を前に勝山中学校で11日、卒業記念講演会が開催され、「夜回り先生」として知られる水谷修さんが「明日、笑顔になあれ−夜回り先生からのメッセージ」と題して講演しました。
水谷さんは、「認められていない」という思いを持つことが、いじめを起こしたり、薬物の使用につながると、自らの体験を交えながら話し、「学校や家庭を"認めてあげる"言葉で満たしてください」と述べました。
また、携帯電話やインターネットなどの怖さや、託された命を次へとつないでいくことの大切さも語り、参加した生徒や保護者ら約700人は熱心に聞き入りました。
講演終了後、水谷さんには生徒会代表者から「先生の話を胸に刻んで生きていきたいと思います」とのメッセージとともに花束が贈られました。
空気のよごれや酸性雨について学ぶ特別授業が3月11日、向陽小学校で開催され、6年生約90人が参加しました。社団法人京都工業会や乙訓教育局などが進める「京のエジソンプログラム」の一環として行われ、株式会社堀場製作所から社員の方4人が講師として招かれました。
授業では、自動車や工場から排出されるガスに含まれる窒素酸化物などが空気の汚れの原因であることが示されるとともに、それらの物質が溶け込むことによって生じる酸性雨が、コンクリートや銅像を溶かしたり、植物の立ち枯れを引き起こすなど、各地でさまざまな影響を及ぼしていることが説明されました。
児童らは、自動車の排出ガスを使った実験も行いました。排出ガスが集められたビニール袋の中に少量の蒸留水を入れて混ぜ合わせ、水の性質の変化をpHメーターという装置を使って調べました。pH7の中性を示していた蒸留水は、排出ガスと混ぜ合わせることによってpHが2.3から1.1の値に変化し、強酸性を示すようになったことを確認。酸性雨が生じる仕組みを実験によっても確かめました。
授業の最後には、排出ガスを減らす地球にやさしい暮らし方などについて、クイズ形式で問題が出されるなど、児童らは楽しく学び理解を深めました。
財団法人向日市埋蔵文化財センターは、長岡宮大極殿跡から東へ約1キロメートル付近(鶏冠井町十相)の調査で、長岡京を東西に走る一条大路の南側溝の規模や構造が明らかになったと発表しました。
今回確認された遺構は幅約3メートル、深さ約0.6メートルの溝25メートル分で、これまでの調査結果を合わせると360メートル以上にわたって一条大路に大規模な側溝が造営されていたことが判明しました。
同センターは「この溝は二条大路の側溝に次ぐ規模で、長岡京左京北部における基幹排水路として機能していた」としています。
遺構には、排水機能を維持するために、堆積した泥土などをさらえたと推定される痕跡もあり、一条大路は重要な道路であったと考えられます。また、当時の様子がうかがえる食器や瓦などの遺物も出土しました。
現地説明会は3月5日に行われ、多くの歴史愛好家が同センターの説明に聞き入っていました。
高校選抜大会に出場する向陽、京都西山両高校の生徒が3月2日、校長や顧問とともに市役所を訪れ、久嶋市長に出場報告を行いました。
今回の自転車競技選抜大会で初めて種目として追加される女子個人の部には向陽高2年の山本めぐみさんが、少林寺拳法選抜大会には京都西山高2年の森仁美さんが、また、女子ソフトボール選抜大会には京都西山高ソフトボール部が、それぞれ出場します。
山本さん、森さん、京都西山女子ソフトボール部主将の丸本里佳さんの3人は「2年生としては最後の大会なので、今までの経験を生かして精いっぱい頑張ります」「昨年負けて悔しい思いをしたので、今年は優勝したいです」など大会への意気込みを語りました。
久嶋市長は「全国大会に出場する選手の実力は、みな拮抗したものだと思います。そのような状況下で勝つためには諦めないことが大切ですので、最後まで粘り強く頑張ってください」と選手らを激励しました。
市民体育館を管理運営している市交流活動公社と、市民の体力向上とスポーツ振興を図る市体育協会の両財団法人が統合され3月1日、財団法人 向日市スポーツ文化協会へと生まれ変わりました。
統合は、両組織のスポーツ事業の窓口を一本化するとともに、事務事業の効率化と、生涯スポーツと競技スポーツを連携させた一体的な事業運営を図ることが目的で、新組織の理事長には元体育協会会長の市原聖基さんが就任しました。
市民体育館の事務所入り口にはこの日、市原理事長と咲本陽事務局長の手で看板が掲げられました。その後、職員13人を前に市原理事長があいさつし「スポーツ、文化の発信基地として、市民の皆様に喜んでいただけるよう、統合の効果を最大限に発揮できるよう進んでいこう」と意気込みを述べました。
市スポーツ文化協会では、旧組織の事業を引き継ぐとともに、市民体育館をスポーツ、体力づくりの総合窓口施設に位置付け、地域のスポーツ振興の拠点として、生涯スポーツから競技スポーツまで幅広く事業を展開します。また、文化事業にも新たに取り組み、事業拡大を図ります。
阪急西向日駅のバリアフリー化工事が完了し3月1日、久嶋市長や安田府議会議員、荻野市議会議長ら関係者が視察しました。
新たにエレベーターや多機能トイレが設置され、段差を解消するスロープも新設。既存のスロープも勾配を緩和するなど、誰もが利用しやすい駅となるよう改修されました。
視察した関係者は、エレベーターに試乗したり、緩やかになったスロープを歩くなど、駅の使いやすさを体感していました。