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本文
この岸良筆の曇開和尚像には、画像の右側に岸駒の養子岸良(1798-1852)の落款印章があり、筆者が明らかにされています。 また、この肖像画は、本寺所蔵の岸駒筆の曇開和尚像が頂相(ちんそう:禅宗の高僧の肖像)の形式をとるのに対し、自由な姿勢をとるうえ、全体に淡彩で、顔にいかにも近代的な陰影法が用いられている点に特色があります。父岸駒と同じ人物を描きながら、それぞれ自らの個性を生かしている点が注目されます。 なお、箱は岸駒筆曇開和尚像の箱と入れ替わっています。
寺戸町西野
慶昌院