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平成30年度当初予算案説明要旨

更新日:2018年4月9日

 市民の皆様のご支援をいただき、市長に就任いたしまして、4年目を迎えることとなりました。
 これも、ひとえに、議員の皆様方を始め、市民の皆様方のご理解、ご協力があってのことと思っております。
 ここに、厚く御礼申し上げます。

 さて、平成30年度は、4年間の市長任期総決算の年であります。
 就任以来、全ての市民の皆様に向日市が「ふるさと」だと思っていただける、「誇りを持てるまちづくり」を進めるため、また、誰もが安心して暮らせるまちへの発展を目指して、喫緊の課題に対し、スピード感を持って対応してまいりました。
 今、向日市を取り巻く環境は、大きく変わってきております。
 その中で、向日市が大きく飛躍できるよう、これまで検討、計画してきた事業を着実に実行に移すとともに、今後進めていくべき事案につきましても、しっかりと検討を重ね、一定の道筋を示すための予算を編成いたしました。

 また、本市にとりまして大変有利となる国の財源確保が見込まれましたことから、平成30年度一般会計当初予算で予定をしておりました中学校給食共同調理場建設事業を前倒しして、平成29年度補正予算に計上し、国の経済対策を積極的に活用した予算としたところであります。
 なお、平成30年度一般会計当初予算額は194億4千万円、また、国民健康保険事業特別会計など6つの特別会計全体で131億1,394万円、水道事業会計で21億960万円、これら8会計を合わせました平成30年度の予算総額は、346億6,355万円となりました。

 それでは、平成30年度予算の主な施策につきまして、3つの施策の柱に沿ってご説明を申し上げます。

 一つ目の、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」におきましては、「歴史あふれるまちづくりの推進」として、史跡長岡宮跡の文化財を保護し、積極的に整備・活用を図るため、昨年度から着手しております史跡長岡宮跡の大極殿回廊地区保全整備事業といたしまして2,291万円 を、また、文化資料館において、ボランティア自らの手による古代衣裳の復元製作、着用体験等の事業、また、今から1300年前の718年遷座(せんざ)と伝えられる向日神社の歴史や貴重な資料を展示する特別展の開催などに必要な予算を計上し、向日市の貴重な歴史、文化を発信してまいります。
 また、「観光振興の推進」として、好評をいただいている「るるぶ特別編集 京都向日市」について、内容を充実、刷新し、本市のPRと誘客を図ります。
  「戦略的広報事業」として、鉄道駅を活用した広報事業などを展開するとともに、3回目の実施となります「向日市ふるさと検定事業」では、現在の初級、中級区分に加え、新たに上級区分を設け、地域の魅力をより多くの方に知っていただき、更なる本市の魅力発信を図ってまいります。
 次に、「産業の活性化」につきましては、放置竹林対策事業として、放置竹林の再生を図るモデル地区事業を実施する予算を計上いたしました。
 次に、「都市基盤の整備」であります。
 まず、「道路整備」につきましては、都市計画道路や幹線道路の整備を推進し、併せて、通学路の歩道整備や自転車利用環境の改善を図る予算といたしまして、4億1,300万円 を計上いたしました。
  「快適で安全便利なまちづくり」として、本年5月7日に、向日市役所東向日別館を開館し、市民課及び健康福祉部の全業務を移すこととしております。
 その開設準備に要する経費といたしまして 7,328万円 を計上いたしました。
 「鉄道関連事業」といたしまして、JR向日町駅東口開設に向けて、駅関連施設と都市拠点施設の整備を一体的に行う民間事業者に対して、事業計画作成等の支援を行ってまいります。
 また、都市再生まちづくり推進事業として、国の交付金を活用して、道路のバリアフリー化や観光ルート、観光拠点の整備など、市民交流の場や来訪者の訪れやすい環境の整備に要する予算といたしまして、2億5,419万円を計上いたしました。
 「公園緑地の整備」として、旧第3保育所跡地の一部を、都市公園として活用し、安全で快適な都市環境を整備し、市民生活の充実を図ります。
 また、地籍調査につきましては、平成29年度に策定いたします基本計画に基づき、平成30年度から調査に着手するほか、他の事業実施に伴う調査に要する経費といたしまして、 4,146万円 を計上いたしております。

 二つ目は、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」であります。
 「少子化対策・子育て支援」につきましては、平成31年4月開園予定の民間保育所の施設整備費に対する補助、2億1,933万円を、また、民間保育所開園までの間、第2保育所入所児童の安心・安全な保育を提供するために必要な経費といたしまして 2,140万円 を計上いたしました。
 次に、「高齢者が安心して暮らせる体制の充実」につきましては、後期高齢者の方の健康の保持増進及び健康寿命の延伸を図るため、75歳になられる方を対象に、長寿歯科健診補助事業を実施いたします。
 次に、「障がい者福祉の充実」につきまして、施行2年目を迎える手話言語条例をさらに推進する事業として、マンガ本を作成し、特に小・中学生を中心とした若年層を対象に、手話についてのさらなる理解の促進と普及に努めます。
 次に、「地域福祉の充実」につきまして、平成29年度から実施しております生活困窮世帯を対象にした子どもの学習支援事業につきまして、学習支援員として地域住民や大学生を交え、新たに地域との連携を図り、地域の活性化や子どもの居場所づくりの充実を図ってまいります。
 次に、「生活の安心・安全の確保」につきましては、「交通ネットワークの整備」といたしまして、市民の皆様がより安全で便利に生活していただけるよう、コミュニティバスの運行に係る経費といたしまして、 2,091万円 を計上いたしております。
 「防災力・防犯力の強化」として、犯罪の未然防止等を図るため、市内に設置する防犯カメラにつきまして、補助制度を新たに創設して設置の促進を図り、さらなる生活の安心、安全の確保に努めます。
 また、浸水対策といたしまして、桂川、小畑川の浸水想定区域図の変更や、避難所を災害種別ごとに、より分かりやすくするなど、防災マップを改訂し、市民の皆様の安心、安全の確保に努めます。
 下水道事業特別会計では、和井川1号幹線の整備につきまして、平成31年度からの工事実施に向け、立坑築造に支障となる地下埋設物等の移設に係る経費を計上いたしております。
 次に、「ライフラインの強化」につきましては、平成28年度から実施いたしております汚水幹線のテレビカメラ調査で見つかりました汚水管の損傷につきまして、改築工事を実施するとともに、引き続き、下水道施設の長寿命化を図るため、テレビカメラ調査を実施してまいります。
 これらに要する経費といたしまして、下水道事業特別会計で1,820万円を計上いたしております。
 また、水道事業会計では4億5,810万円を計上し、災害時や緊急時でも安全で良質な水を安定供給するため、物集女西浄水場の高架水槽や水道管路の耐震化を実施いたします。 
 次に、「学校教育の充実」につきましては、2億1,572万円を計上いたしております。
  その内容といたしましては、今後の学校施設の整備を計画的に実施していくため、個別施設計画を策定するほか、中学校給食の導入に向けて必要な受入校の整備等に要する経費を計上するとともに、小中学校のトイレ整備につきましても、引き続き、着実に実施してまいります。
 次に、「生涯学習の推進」につきまして、高齢者や妊婦の方などが、快適に公民館を利用していただけるよう、すべての地区公民館につきまして、トイレ改修を実施いたします。

 三つ目は、「信頼と協働で市民の皆様の声が届くまちづくり」であります。
  「男女共同参画の推進」として、全ての女性が 輝くことのできる社会を目指して、向日市内での女性の 活躍情報を発信する事業に必要な予算を計上いたしております。
 次に、「行財政運営力の向上」につきまして、市役所本館及び市民会館それぞれの機能を含めた複合施設を建設するため、新たに取得する用地に係る費用や、別館、西別館の改修など庁舎再編に要する費用、また、市民会館の除却に要する費用など、5億7,000万円を計上いたしました。
 続いて、これら事業の財源となります主な歳入についてでありますが、まず、市税では、桂川洛西口新市街地の開発が進んだことや人口増などによる増収を見込み、2.7パーセント増の76億円を計上いたしました。
 次に、地方交付税は、国において地方財政計画で2.0パーセント減とされたことを勘案し、23億7,700万円を計上いたしました。
 次に、市債では、総務債4億3,530万円、土木債2億9,930万円、教育債1億3,610万円及び臨時財政対策債7億8,900万円を計上いたしました。
 平成30年度末の地方債現在高見込み額は 160億3,681万円となり、そのうち臨時財政対策債を除く残高は 63億2,848万円 となる見込みであります。
 なお、財政調整基金は、今回 7億7,700万円を一般会計に繰入れており、当初予算編成後の残高は 6億9,977万円 となる見込みであります。

 以上が、平成30年度当初予算(案)についての主な施策の概要説明でございます。

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