更新日:2022年10月14日
向日市ゼロカーボンシティ宣言
私たちのまち向日市は有史以前から人々が住み、なかでも西暦784年には、日本古代の都である「長岡宮」が置かれ、政治、文化の中心として栄えてきた歴史由緒あるまちです。
市内には向日神社や古墳などの歴史的遺産が多数存在するほか、向日丘陵の竹林をはじめとする豊かな自然と良好な都市環境が調和したまちとして発展してまいりました。
しかしながら、近年、地球温暖化による気候変動は、世界的に深刻な自然災害をもたらしており、国内においても、猛暑や集中豪雨、大型台風など、今までに経験したことがない異常気象が頻発し、私たちの生命や暮らしを脅かす状況にあります。
将来にわたって、この恵み豊かな自然や文化、そして都市環境を次世代に 引き継いでいくためには、私たち一人ひとりが気象非常事態に強い危機感を持ち、脱炭素への取組を強化していく必要があります。
向日市は市制施行50周年を迎えましたが、これから50年後、100年後も持続可能なまちとして発展していくために、気候非常事態を宣言するとともに、市民・事業者・行政の「オール向日市」で2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ(ゼロカーボン)を目指すことをここに宣言いたします。
令和4年10月1日 向日市長 安田 守
市民の皆さま、事業者の皆さま、平素は市政の推進にご理解とご協力をいただき誠に ありがとうございます。
本市ではこれまでに、環境に配慮した市役所新庁舎の建設や公用車の電気自動車化、家庭向け太陽光発電設備導入に対する補助、また、ペットボトルから再びペットボトルを作る「水平リサイクル」に関するサントリーグループとの協定など、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めてまいりました。
今後におきましても、脱炭素に向けた事業をさらに進めるとともに、市民の皆さまや事業者の皆さまが太陽光発電設備をはじめとする再生可能エネルギーの活用や建築物の省エネルギー化を推進していただけるよう、様々な支援を行ってまいります。
本市が掲げる「みんなが優しく住む持続可能なまち『う・る・お・い』環境都市むこう」にふさわしいまちを目指し、皆さまと一緒に、心を一つに取り組んでまいりたいと思いますので、今後ともご理解、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
令和4年10月1日 向日市長 安田 守