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皆さまもよくご存じのように、七月七日は年に一度だけ、織姫と彦星が天の川を渡り、再会することができる日と言われております。これは中国の星の伝説に由来するとされるとともに、「乞巧奠(きっこうでん)」という行事も伝わり、短冊に願いを書く習わしは、織物の名手であった織姫にあやかり、芸事の上達を願って始まったそうです。
私も子どもの頃、色とりどりの短冊にさまざまな願いを書いたことを思い出します。
ところで、理科の教員免許を有する者としては少々お恥ずかしいのですが、実は私、星座はあまり得意なほうではありません。夜空を見上げても、星の並びから星座の姿を思い描くことは、なかなか難しいものです。
それでも、夏の夜空を見上げておりますと、名前を知らない星であっても、その輝きに心が引き寄せられます。夜空に広がる星々のまたたきは、日々の慌ただしさを忘れさせてくれるように思います。星座の名前を正確に言い当てることはできなくても、美しいものを美しいと感じる心は大切にしたいものです。
日々の暮らしの中では、忙しさに追われ、ゆっくり空を見上げる時間も少なくなりがちです。だからこそ、この季節には少し足を止めて夜空を見上げ、ご家族や身近な方々と願いごとを語り合ってみてはいかがでしょうか。
皆さまの願いが星に届き、一人一人の思いが、日々の暮らしの中で少しずつ実を結んでいきますことを心より願っております。

向日市長 安田 守