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平成26年度当初予算:水道事業会計及び公共下水道事業会計
水道事業は、安全で良質な水道水を安定供給するため、老朽管の更新や施設の耐震化などに計画的に取り組んでいます。
法律が改正され、平成26年度から新しい会計基準が適用されました。収益的収支の収入は「長期前受金戻入益」「賞与引当金戻入益」「貸倒引当金戻入益」といった新しい科目の計上により、前年度に比べ12.9パーセント、1億6,740万円増の14億6,138万円となりました。
支出におきましても「賞与引当金繰入額」「貸倒引当金繰入額」の新しい科目を計上したため、前年度に比べ4.9パーセント、6,271万円増の13億4,625万円となりました。これにより、収支差引は1億1,513万円(税込み)の黒字予算となりました。
法律の改正で計上した科目は、いずれも会計上の計算処理を行うための科目であり、現金の収入や支出は伴いません。そのため、新しい会計基準の適用で、収支差引には見かけ上の黒字額が約1億円含まれています。水道事業では、使用水量が減少傾向にあり、厳しい経営状況が続いていることから、引き続き経常的な経費の削減に努めるなど、経営の安定化を図ってまいります。
一方、資本的収支の収入では、施設更新のための企業債発行など1億6,700万円、支出では、老朽配水管布設替えや浄水場施設の更新費用などに4億4,379万円を計上しました。
収益的収支
経営活動に伴う予算で、収入は水道料金を主なものとし、支出は受水費、減価償却費、人件費、修繕費などが含まれます。
区分 | 予算額(税込み) | 対前年度比(パーセント) |
---|---|---|
収益的収入 | 14億6,138万円 | 12.9 |
収益的支出 | 13億4,625万円 | 4.9 |
資本的収支
施設の建設・改良などに伴う予算で、企業債、工事負担金などを収入とし、建設改良費や企業債償還金などの支出財源です。
区分 | 予算額(税込み) | 対前年度比(パーセント) |
---|---|---|
資本的収入 | 1億6,700万円 | 22.8 |
資本的支出 | 4億4,379万円 | 4.9 |
不足額の2億7,679万円は、減価償却費などの留保資金で補てんします。
主な事業
- 老朽配水管布設替事業
- 物集女西浄水場耐震化事業