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平成26年度決算:水道事業会計及び公共下水道事業会計
平成26年度の決算では、給水収益が減少したものの、会計基準の変更で新たに長期前受金戻入益等を計上したことにより、収益的収入は前年度比1億3,943万円(11.3パーセント)の増となりました。また収益的支出は新たに引当金等を計上したことにより、前年度比6,200万円(5.2パーセント)の増となりました。
この結果、収益的収支は1億1,460万円の純利益を計上しました。しかし、新しい会計基準の適用で、見かけ上の黒字額が約1億円含まれています。水道事業では、使用水量が減少傾向にあり、厳しい経営状況が続いていることから、引き続き経常的な経費の削減に努めるなど、経営の安定化を図ってまいります。
次に、資本的収入は前年度比3,982万円(26.5パーセント)の増、資本的支出は、老朽配水管の布設替えや浄水場施設の耐震化等の施設整備費用の増加などにより、5,602万円(15.9パーセント)の増となりました。
今後とも、安心・安全な水を安定的に供給するとともに、より一層の効率的な経営に努めます。
収益的収支
経営活動に伴う収支で、収入は主に水道料金、支出は受水費、人件費、修繕費、減価償却費などです。
区分 | 決算額(税抜) |
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収益的収入 | 13億7,566万円 |
収益的支出 | 12億6,106万円 |
資本的収支
水道施設の建設改良にかかる収支で、収入は工事負担金や企業債など、支出は建設改良費や企業債償還金です。
区分 | 決算額(税抜) |
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資本的収入 | 1億9,027万円 |
資本的支出 | 4億772万円 |
資本的収支の不足額は、減価償却費などの留保資金で補てんしました。