更新日:2022年12月14日
「ご家庭の不用品を処分します」とアナウンスしながら、軽トラックなどで回ったり、チラシ、ホームページ等で宣伝し、廃家電や不要になった家具等を回収する業者がいます。このような業者に不用品の処分を依頼したところ、高額な請求をされたというトラブルが全国的に発生しています。
・無料と思って呼び止めたら、後で有料と言われた
・車に積んだ後で、見積もりの2倍以上の高額な料金を請求された
・業者が回収したものが不法投棄されていた
・回収を依頼したもの以外の物も持っていかれた
廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、家庭から排出される不用品を民間事業者が有料で収集するには、廃棄物処理業の許可を必要としています。
家庭から不用品回収を業として収集または運搬する行為は、違法行為です。また、「産業廃棄物の許可」や「古物商の許可」を有していても、家庭から出たごみや不用品を回収することはできません。
(注釈)家電リサイクル法の対象である4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機・衣類乾燥機)、家庭用パソコンについてはメーカー等が引き取ります。
・駐車場や空き地に不用品を山積みにして放置し、悪臭や害虫による悪影響が生じる
・回収した不用品から換金できる金属類だけを取り出し、不用品を放置したり不法投棄したりする
・不用品の保管状態が悪く、いたずらや漏電による火災につながる恐れがある
・壊れた電化製品を中古品や電子部品と偽り、海外に輸出し、発展途上国等の環境汚染や健康被害を生じさせる一因になる
このような業者に手間貸や運搬料金を支払い、不用品を引き渡す行為は、廃棄物処理法に違反した行為になりますので絶対に利用しないでください。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、ごみを出す側にも、ごみを正しく出し、責任を持って処分することが求められています。不適正な廃棄物処理を防止するため、ごみの出し方ルールを守ってください。