更新日:2023年4月4日
脳脊髄液減少症は、転倒や交通事故、スポーツ外傷などの衝撃により、脳脊髄液が漏れ続けることによって、頭痛・めまいなど多様な神経症状を引き起こします。比較的軽度の交通事故、スポーツ外傷のあとでも発症することがあります。また、事故後数日から数か月経って発症することもあり、気づかずに後遺症に苦しんでいる人が多い疾患と言われています。
頭痛、めまい、吐き気、痛みやうずき、耳鳴り、ひどい倦怠感、記憶力低下などさまざまな症状があります。
脳脊髄液が漏れ出していることが確認された場合、漏れ出している穴を塞ぐため、患者さんご本人から採取した血液を硬膜外に注入する療法で、「脳脊髄液減少症」の有効な治療法の1つといわれるブラッドパッチ療法があります。
京都府において、京都府医師会や京都私立病院協会、京都府病院協会と府内の各病院の協力を得て、平成24年度に「脳脊髄液減少症」の診療状況に関する調査を実施されました。
その結果、ブラッドパッチ療法を含めて、診療が可能な病院が公表されています。
受診される場合は、必ず事前に病院にお問い合わせください。
脳脊髄液減少症の診療が可能な医療機関など、詳しくは「京都府ホームページ(脳脊髄液減少症について)」をご覧ください。