更新日:2022年8月12日
要約筆記とは、手話を主なコミュニケーション手段としない中途失聴者や難聴者に対して情報を伝える方法です。話の内容をその場で文字にして伝えますが、話のスピードによりすべてを文字にすることはできないため、内容を要約しながら伝える支援方法です。誰もが同じように情報を得られる社会を目指しています。
1対1など少人数の場合に、手元の紙に書いていく方法です。筆記用具があれば、どこでもすぐに行うことができます。
OHC(オーバーヘッドカメラ)の機器を用いて書き、スクリーンに映し出します。講演会や研修会など一度に大勢の人が見ることができます。
パソコンに内容を入力していくため、文字を最も多く映し出すことができます。
どの支援方法も、2人から4人で交代して行います。
要約筆記を担う登録要約筆記者数がまだまだ足りません。書くことが好きな人、パソコンの入力が得意な人は始めてみませんか。
お子さんが保育所・幼稚園や小学校に行っている時間や定年退職後の第二の人生でチャレンジする人もいます。
乙訓地域では毎年、要約筆記養成講座を開講しています。広報むこう等でご案内していますのでご確認ください。
話していることや情報を伝えることの大切さにポイントを置きながら、聞こえにくい人(主に難聴者・中途失聴者)の生活や関連する福祉制度についての理解を深めるとともに、大切な情報保障の手段である「要約筆記」を学びます。
聞こえにくい人に書いて伝える「手書きコース」を中心に、パソコンに入力して伝える「パソコンコース」があります。「パソコンコース」希望の方は、ノートパソコンの持参と基本操作ができ、入力速度がおおむね1分間で70字以上の方が対象です。
共通講座:9月10日・24日、10月2日
手書きコース:10月29日、11月12日・26日
パソコンコース:10月16日
いずれも 午前10時~午後4時
共通講座、手書きコース、パソコンコース(上記日程以外に、DVD又はインターネット配信等による講義学習及びレポート提出などの自宅学習があります。)
(注釈)いずれのコースも、共通講座の受講が必要です。
向日市福祉会館、長岡京市産業文化会館、大山崎町立中央公民館(日によって変わります)
向日市、長岡京市、大山崎町に在住、在勤または通学の18歳以上の方
テキスト代のみ3,670円
8月26日(金曜日)までに、電話またはファクス(住所、氏名、年齢、連絡先、希望コースを記入)で、向日市障がい者支援課(電話874-3593、ファクス932-0800)へ。
(注釈)京都府要約筆記者養成講座「前期課程」に相当し、講座修了後は京都府が実施する「後期課程」の受講及び認定試験を経て、向日市や京都府の要約筆記派遣活動ができます。