更新日:2015年12月9日
第2向陽小学校で12月22日、竹炭の窯出し作業が行われました。
同校では、環境教育の一環として5年前から、間伐した竹を使った竹炭づくりに取り組んでおり、2008年には京都府地球温暖化防止活動推進センターの「きょうとECO-1グランプリ」で表彰を受けています。
20日に80センチの長さに切った竹約100本をドラム缶製の窯の中に入れ、火入れし、3日たったこの日、窯出しを迎えました。
環境委員会を担う6年1組の児童と地域住民でつくる「2向エコ活動推進会議」の委員ら約40人が作業に参加。窯の上にかぶせられた土を取り除いた後、子どもたちが黒々と焼き上がった竹炭を次々に取り出し、歓声を上げていました。取り出された竹炭は、脱臭剤や料理などで使われます。
また、校舎の周りを彩るため2年前に植樹された亀甲竹の土入れも行われました。
「女(ひと)と男(ひと)のいきいきフォーラム」が12月17日、市民会館で開催されました。
女性も男性も1人の人間として人権が尊重され、その個性と能力を十分に発揮することができる「男女共同参画社会」の実現をめざして毎年開催されており、今年で22回目を迎えました。
午前の部は「ワイワイクラブバンド」の活動紹介と、映画「塔の上のラプンツェル」の上映、午後の部は山田昌弘さん(中央大学文学部教授)の講演「いまこの国で希望をもって生きるために~これからの『家族』について考えよう~」がありました。
山田さんは、「就活」や「婚活」からみえる現代社会の問題や、1990年代以降、社会の基本的なあり方が変化していることなどを説明し、「日本社会を停滞させている一因は、男女共同参画社会がなかなか進まないことにあります」「男性も女性も自分の能力を生かしながら、無理せず共働きし、子育てしていける条件を整備することが第一です」などと述べました。
当日はお茶席のサービスや、子どもたちの物々交換会「かえっこバザール」、人権啓発パネル展なども開催され、午前・午後の両部を合わせ約550人が来場しました。
年末特別警戒活動(12月1日から31日まで)の一環として12月13日、夜間パトロールが行われました。
パトロールの出発地点であるJR向日町駅前交番には、久嶋市長、奥田向日町警察署長が訪れ、参加した防犯推進委員協議会や生活安全推進協議会の委員ら26人を激励しました。
その後、パトロール隊は、JR向日町駅や阪急東向日駅周辺、西国街道などで、不審者がいないかなどの見回りを行いました。
伝統芸能を学べる教室「能への誘い」が12月11日、中央公民館で開催され、約60人が参加しました。
寺戸町在住の能楽師・吉田篤史さん(シテ方観世流準職分)が講師に招かれ、能の歴史や舞台で使われる面、装束などについて解説した後、実際に能の物語を語り、うたう「謡(うたい)」体験が行われました。
参加者が「能」特有の音のリズムに戸惑いながらも大きな声で謡「高砂」をうたうと、それに続いて吉田さんが優美な舞を披露しました。
向日市消防団第4分団に配備される消防ポンプ自動車の配車式が12月11日、向日消防署で行われました。
ポンプ車は、向日市消防団の消防車更新計画に基づき購入され、平成18年度以降5台目の更新となります。
式には、久嶋市長、辻山市議会議長、安田府議会議員をはじめ、藤田鶏冠井区長、乙訓消防組合消防長、向日消防署署長、向日市消防団正副団長、第4分団員ら約20人が出席しました。
配備されたポンプ車には、東日本大震災での教訓を踏まえ、今回初めてポンプ車に消防団用救助資機財(チェーンソー、エンジンカッターなど)を積載し、消防団が行える救助活動の幅を広げました。
向日市教育委員会と京都府立大学、向日市青少年健全育成連絡協議会が主催する家庭教育講座が12月2日、市民会館で開催されました。
「『早寝早起き朝ごはん』のススメ 一日のスタートは朝ごはんから~朝ごはんが大切なわけ~」をテーマに、大谷貴美子さん(京都府立大学生命環境学部教授)が講演。子どもたちを取り巻く生活や食の環境、現代の食卓風景と家族の関わりなどについて話しました。
大谷さんは、食卓の雰囲気に家族の人間関係が表れることを、小学生と大学生が描いた各家庭の食事風景を提示して説明し、「現代は、『個食』や『孤食』などの言葉に表されるように、親が関わらない、子どもの嗜好(しこう)が優先される食が増えています。しかし、心の発達や食習慣の形成は、家庭でしかできません。子どもの居場所を作る意味でも、家庭での食事は大切です」と述べ、約20人の参加者は熱心にメモを取るなど、講師の話に聞き入りました。