市長コラム「夏休み」（令和4年7月1日）

夏休みと聞いて思い出すのは「海や山」「暑さや日差し」など様々だと思いますが、私は「宿題」も思い出します。

心置きなく休みを満喫したかったので、7月中には夏休みの宿題をほぼ終えていましたが、苦手な「絵」や「読書感想文」などは、ついつい後回しにしてしまい、夏休みの終盤にはあまり良い思い出がありません。

しかし、就職後はその経験が良い教訓となり、仕事は「困難」な事から始めるようになりました。そうすることによって、同時に進行している他の仕事も捗りますし、何よりも心にゆとりが持てるようになります。

ただ、そうは言ってもついつい後回しにしてしまいがちですので、その時は小中学生の時の苦い記憶を振り返り、自分に言い聞かせながら仕事をしています。

ところで、本市は今年で市制施行から50周年を迎えます。
これまで、本市発展のためにご尽力いただきました多くの方々に心から感謝致しますとともに、市民の皆さまによって築かれた魅力あふれるこの向日市は、新たなまちづくりにより、今まさに大きく変化しようとしています。

皆さまの夏休みには、その年ごとに色々な思い出があると思いますが、今年はその思い出の1ページに、新たなまちづくりが進む「ふるさと向日市の散策」をぜひ追加していただきたいと思っています。

向日市を散策すると「竹の径」「向日神社」「史跡長岡宮跡」など、豊かな歴史や自然がたくさん見つかりますが、今まで気づかなかった新たな魅力を発見したり、まちの様子が大きく変わろうとしている今の向日市の姿も再確認できると思います。

そして小中学生の皆さんは、散策中の新たな発見が、夏休みの「自由研究」につながるかもしれません。

向日市長 安田 守