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写真ニュース2016年3月

更新日:2016年3月31日

伝統工芸の技光る手縫い「京畳」 2向小に寄贈(平成28年3月23日)

京都畳技術専門学院の学生が手縫いで製作しました畳を寄贈いただきました
代表の児童5人と京都畳商工協同組合の細川哲夫理事長、京都畳技術専門学院の南村潤一郎事務長

京都府職業能力開発協会は3月23日、同会が主催する「ものづくり体験教室」に参加する第2向陽小学校に、手縫いの本畳12枚を寄贈しました。5年生の児童4人が寄贈式に出席し、感謝の言葉を述べました。畳は京都畳技術専門学院の学生が手縫いで製作しました。

寄贈式で、京都畳商工協同組合の細川哲夫理事長は「一つ一つ学生の手作りです。皆さんに使っていただき、京畳の良さを再確認してもらえれば」と述べました。

児童らは伝統の技が光る畳に驚きの声を上げ、「とてもやわらかくて、座り心地が良い」「良いにおいがする」と座った感想を話しました。

畳は同小の茶道クラブの活動や特別支援学級などで使用する予定です。

行き先はお楽しみ 乙訓歴史探訪クイズラリー(平成28年3月19日)

向日神社でボランティアのクイズに答える家族

問題に答えて乙訓の歴史スポットを巡る「ミステリークイズラリー」が3月19日に開かれ、市内外の約200人が地域の名所を探訪しました。

参加者は大山崎ふるさとセンターを出発して、徒歩や公共交通機関などで2市1町のチェックポイントを目ざし、到着すると道先案内人からのクイズに挑戦。「向日神社の本殿が築造されたのは何時代」「長岡宮朝堂院跡は、現在では何にあたる場所か」などの質問に、各ポイントの解説を頼りに解答を導き出して、次の名所へ行きます。中には、歴史にゆかりある人物も現れ、参加者と一緒に記念撮影する姿もありました。

朝堂院公園にゴール後は抽選があり、2市1町の特産である竹の加工品やお菓子などがプレゼントされました。参加者は「歴史の説明を聞けて楽しかった」と話し、暖かな陽気に春の訪れ感じる乙訓を楽しんでいました。

全国高等学校選抜大会出場4選手が決意表明(平成28年3月16日)

西山高校の選手と安田市長
向陽高校選手と安田市長

 3月18日から27日に開催される平成28年度全国高等学校選抜大会に出場する市内在学の選手が、3月16日に市役所を訪れ、安田市長に出場を報告しました。

 報告したのは、京都西山高校ソフトボール部主将の松岡桃奈さんと副主将の森田京さん、同校少林寺拳法部の森川春菜さん、向陽高校自転車競技部の岩田凌弥さんです。

 選手たちは、日々の練習について話し「選抜大会では優勝めざして頑張ります」と決意を述べ、安田市長は「ぜひ、優勝報告に来てください」とエールを送りました。

国史跡「乙訓古墳群」 発掘成果をスライドで報告(平成28年3月13日)

京都府文化財保護課の福島孝行さんが「乙訓古墳群の歴史的意義について」と題して特別報告
発掘担当者が順番にスライドや資料などを使って古墳を紹介

乙訓地域における最新の発掘成果を発表する「スライドでみる乙訓の発掘」が3月13日、市民会館で開催されました。

乙訓2市1町の教育委員会と向日市、長岡京市の埋蔵文化財センターでつくる「乙訓文化財事務連絡協議会」が毎年1年間の発掘調査研究を発表する場として開催し、今年で33年目を迎えました。

今月1日、2市1町と京都市に分布する古墳11基が「乙訓古墳群」として国の史跡指定を受けました。今回は、乙訓古墳群を中心に桂川右岸の旧乙訓郡内で実施した主な埋蔵文化財発掘調査結果が報告されました。

まず、京都府文化財保護課の福島孝行さんが「乙訓古墳群の歴史的意義について」と題して特別報告を行い、古墳群の歴史的価値や史跡指定までの経緯などに触れ、文化財の保存や今後のPRの重要性を語りました。

続いて、京都市、向日市、長岡京市、大山崎町の発掘担当者がにスライドや資料などを使って、それぞれの地域の古墳の発掘成果を報告。向日市は市埋蔵文化財センターの梅本康広さんが、寺戸町芝山の五塚原古墳を取り上げ、奈良県桜井市にある東田大塚古墳と前方部の形状が細部にわたって一致していることや、築造にあたり計画的な施工基準と高度な土木技術が採用されていたことなどを解説しました。

参加者は各担当者の話を熱心に聞き入り、地域の歴史遺産への理解を深めました。

人物像から迫る 芥川で文学講座(平成28年3月8日)

芥川をテーマにした文学講座

近代文学を代表する作家として名高い芥川龍之介を題材に、平成27年度文学講座「芥川龍之介ってこんな人」が3月8日、図書館で開かれました。

講師は立命館大学文学部教授の瀧本和成さん。講座は若くして亡くなった生い立ちや風呂嫌いであったエピソード、同じ時代に活躍した文豪などを紹介し、人物像に迫った後、遺書や作品に書かれた名言から芥川の思想や芸術観を解説しました。

会場は芥川の意外な一面を聞き笑いも起こる中、熱心にメモをとる姿もみられました。

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